大阪のオンチャン。
ウチの親父は6人兄弟の末っ子。
そのウチの親父と一番中のイイのが、
大阪のオバチャン。
親父の、すぐ上のお姉さん。
今でもお中元やお歳暮を贈りあっているようだ。
そのせいか、
ワシが一番仲良くしているいとこも、ココの姉弟。
歳も一番近く、
お姉さんが2つ上。
弟が1つ上。
ワシが親戚の中で、
一番遠くにいるのに一番世話になっているウチだ。
ココのご主人・・・つまりオンチャンも、
お人よしで笑顔を絶やさない。
ワシが大阪に遊びに行ったとき、
顔だけでも出そうかと立ち寄ると、
「寿司でも食べていきぃな。」
と、出前をとってくれる気前のいいオンチャン。
夕べ、実家に電話があったようだ。
いとこの姉ちゃんから。
オンチャンが交通事故で亡くなった。
こういう時、
人は無力になる。
どうしたらいいかも分からん。
現実を受け止めたくないからなのか、
泣くことすらできん。
ただ、
明日大阪に行ってくるコトにした。
最期だけは、
世話になった礼をしておきたいから。
ワシには、
大きな夢が1つだけある。
この夢は、
絶対に実現できんのやけど。
自分の葬式に
どんな人がきてくれるのか、
どれくらいの人がきてくれるのか
みてみたい。
葬式は、
その人の人格をあらわすんじゃないか、とワシは思う。
だから、
だからこそ。
オンチャンの葬式には参列する。
「ありがとう」を言うために。
クリスマス・イヴの日、
ワシはいっぱい泣いてくる。
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